人生は落丁の多い書物に似てゐる。
(芥川龍之介『侏儒の言葉』より)
こんにちは。行ったり来たりしてますか?野村です。
僕は右往左往してますよ。主に本を選ぶとき。
図書館での過ごし方
土曜の午前は図書館と書店を巡るのですよ。
悪天候なら日曜にシフト。自転車で移動するので。
かれこれ2年くらい続けてます。
図書館では落ち着いて読書することはないです。歩きまくってる。
背表紙を次々と読み進み、気を引くタイトルがあれば引き抜いて片手に抱える。
巡回を終えたら採取した本の中から適当に2〜3冊選び、弾いた本を戻すため順路を引き返します。
僕は図書館に入ったら手ぶらで帰らないことに決めてるのですよ。
でも日によっては1冊も選べないこともある。そんな時はプログラミング関連本を借ります。
既読のものになるけど、繰り返し読むべき内容なのでちょうどいいのです。
書店での過ごし方
図書館の次は書店。全部で3軒まわります。
もちろん目的は立ち読み。読むのは毎週同じ本。
通い詰めて読破!という魂胆ではなく、あくまで吟味。数週間かけて判断するのです。
すぐに買ってしまいたい本に出会った場合も、とりあえずガマン。帰宅します。
帰宅後も興味が継続するようであれば、翌日に再訪して購入。
これくらいプロセスを経ないと気が済まないのです。
判断を保留しているうちに品切れになることも当然あります。
手に届く場所にあったものが消えると、今まで無かった感情が渦巻いたりもする。
そうなっても深追い(注文)はせず「縁がなかった」で済ませます。
思うに、「買わなかった後悔」を積み上げることも本の楽しみ方じゃないだろうか?
古書店や遠方の書店でバッタリ出くわした時の喜びは格別ですよ。
とはいえ、再会した本を即購入するかは別。ひと通り喜んだら吟味の対象に戻るから。
てなわけで今回は本の選び方でした。それではまた。