岸本葉子『エッセイ脳』で知った「エッセイの正体」

こんにちは。新しいことを始めてますか?野村です。

僕の場合、新しく始めたことといえば、このブログです。
とはいえ、もう2ヶ月も経ったのか。

思い起こせば、始めるにあたって、Webライティングについての記事や書籍を読んで文章の勉強をしたりしました。
でも全然生かせてなかったりする。困ったもんだ。

いつまでたっても白紙

生かせてないのは、つまり、学習能力が乏しいから。
あと、セオリーが苦手という理由もある。

的確な見出しをつけろだの、結論を先に書けだの、指示代名詞を減らせだの、やってみると結構難しい。
それらは恐らく、既存の文章をweb用にリライトする際の技術なんだろな。

でも僕の場合、つまづいているのはそれ以前の段階なのですよ。
ようするにネタ探し。書くことがない。いつまでたっても白紙。
一体どうすりゃいいんだ?

岸本葉子『エッセイ脳』

で、自分なりに考えました。
ブログ記事ってエッセイみたいなものかも知れない。だったらエッセイを読めばいい。
片っ端から読めばそれだけヒントが蓄積されたり、作法が身についたりするのじゃないだろか?
……てなわけで甘い期待を胸に図書館をフラついてたらこんな本に出会いました。

岸本葉子『エッセイ脳 800字から始まる文章読本』(中央公論新社)

ベテランエッセイストによるエッセイの指南書です。
著者自身が書いたエッセイを例に取り、図説なども用いて丁寧に解説されている。有難い!

目からウロコが!

充実していて紹介すべき箇所に悩むけど、やっぱ、ここかな?

エッセイというのは、読者に「あるある」「へえーっ」「そうなんだ」と思ってもらえることを目指す文芸だと、私は考えています。
(岸本葉子『エッセイ脳 800字から始まる文章読本』中央公論新社 より)

目からウロコが落ちましたよ。
なんかこう、エッセイの正体って感じがする。

でも僕なんかが共感を得られるような文章を書けるだろか?
なにげに「あるある」の部分からして自信がない。

いや、書けるかどうかよりも、目指すことが大切。じゃないと何も始まらない。

んでは、今回はこれにて。

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枕は高いほうがいい。高いほうが本を読みやすいのですよ。なので広めのタオルケットを何重にも折りたたんでその上に枕を載せてその上に頭を載せてたりする。