堀井憲一郎『いますぐ書け、の文章法』に書かれていた驚きの助言

こんにちは。喜んでもらえてますか?野村です。

やっぱ、基本じゃないでしょうか?
喜んでもらえないなら何もしない方がマシ。
問題は「誰に」喜んでもらうか、なのだけど。

では本題です。

堀井憲一郎『いますぐ書け、の文章法』(ちくま新書)を読みました。

この本、「読者」のことを何度も「お客」と呼んでいるのですよ。
なるほど、確かにそうだ。読むという行為は時間を消費する。
読み手が消費した時間以上の対価を提供できるかに文章の質がかかってる。

執筆者が提供する「対価」とは、読み手の知識や意識や感情に変化をもたらすこと。
どんな小さなことでもいい、相手に「よい変化」をもたらすよう努めることが大切。
でも、そうしたくても、

・文章を「自己表現の場」だと勘違いしているうちは、ひとりよがりになる。
・読者の目線を第一に考えないと伝えることはできない。

いざ書いてみると、こういったポイントで引っ掛かかる。
どうしたもんだか、と困っていたら、本書の中にこんなアドバイスがありました。

「誰に」だけが大事です。「何を伝えたいのか」は、あとまわしでいい。場合によっては全く気にしなくていい。
(堀井憲一郎『いますぐ書け、の文章法』筑摩書房 より)

驚きました。「内容は後回しでいい」という発想はなかった。

今後は「実在の人物を想定し、その人に喜んでもらえるように書く」を実践することにします。
『星の王子さま』だって、自分の子供をターゲットに定めて執筆したのだし、悪い方法であるはずがない。

まあ、僕が書くのは物語じゃなくて、このブログなんだけどね。

というわけで、今回はこれにて。

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枕は高いほうがいい。高いほうが本を読みやすいのですよ。なので広めのタオルケットを何重にも折りたたんでその上に枕を載せてその上に頭を載せてたりする。