はじめに
こんにちは、野村です。
今回は、VirtualBoxにdebian9.1をインストールしたあとにやったことを紹介します。
OSのインストール作業については、全体的な行程の紹介を割愛します。
日本語でわかりやすく案内されるので初心者にも簡単にセットアップできると思いますよ。
インストールしたOSは、最終的にテスクトップ環境として使えるようにします。
この記事で紹介するのはその下準備です。
OSのインストール中
「ソフトウェアの選択」という項目では
・SSHサーバ
・標準システムユーティリティ
のみを選択しました。
この時点ではデスクトップ環境をインストールしません。
vimのインストール
インストールが終わったら、rootでログインします。
そしてvimをインストール。
# apt install vim
ネットワークの設定
この仮想マシンにはネットワークアダプタを2つ設定しています。
・1つ目:NAT(既にDHCPが割り当てられている)
・2つ目:ホストオンリーアダプタ(未設定)
これから2つ目のネットワークアダプタに192.168.56.11というIPアドレスを割り振ろうと思います。
ネットワークを設定する前に、2つ目のネットワークアダプタの名前を調べます。
昔は「ifconfig」というコマンドを使ったものだけど、今は「ip」というコマンドを用いるようですね。
# ip addr show
2つ目のネットワークアダプタの名前は「enp0s8」と判明しました。
次に、/etc/network/interfaces の末尾に以下のコードを追記します。
auto enp0s8 iface enp0s8 inet static address 192.168.56.11 network 192.168.56.0 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.56.255
上書き保存したらネットワークの再起動。
# service networking restart
sudoの設定
sudo をインストールした後、visudoコマンドを実行し、設定ファイルを編集します。
# apt install sudo # visudo
dedianでは、visudoを実行するとnanoというエディタが起動します。
たとえば、jakeというユーザがsudoを使えるようにする場合、最終行に以下のコードを追記します。
jake ALL=(ALL:ALL) ALL
ホームデレクトリのカタカナ表記のデレクトリ名を英語表記にする
ホームデレクトリの中に日本語のデレクトリが混じっていることがあります。
具体的には、ダウンロード、テンプレート、デスクトップ、ドキュメント などなど。
このままにしておくと、コマンドラインからの操作が面倒なので、英語のデレクトリ名に修正した方がいいと思います。
修正には、以下のコマンドを実行します。
$ LANGUAGE=en xdg-user-dirs-update --force
これで、英語のデレクトリが出現します。あとは、日本語のデレクトリを削除するだけ。
$ rm -Rf ダウンロード テンプレート デスクトップ ドキュメント ビデオ 音楽 画像 公開
まとめ
今回は、VirtualBoxにdebian9.1をインストールした直後にしたことを紹介しました。
具体的には、vimとsudoのインストールとネットワークの設定、日本語デレクトリへの対応です。
次回は、GUI環境のセットアップを行います。
というわけで、今回はこれにて。