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はじめに
こんにちは、野村です。
キーボードからマウスに持ち替えるのが面倒なので、よく使う操作をショートカットに設定してみました。
環境は、Windows10、VirtualBox5.1、debian9.1、openbox3.6.1-4です。
設定ファイルを設置
openboxの設定ファイルは、~/.config/openbox/rc.xmlです。
ただし、デフォルトの状態では設置されていません。
なので、/etc/xdg/openbox/rc.xmlからコピーする必要があります。
$ mkdir ~/.config/openbox $ cp /etc/xdg/openbox/rc.xml .config/openbox/
ショートカットキーの設定
新たにショートカットキーを設定するときは、Windows10のものとのバッテイングを避けるためにShift+Windowsキーを使うのがおすすめです。
rc.xmlを変更したら、
$ openbox --reconfigure
で設定が反映されます。
端末エミュレータの起動
以下のコードをrc.xmlのkeybordノード内に挿入
<keybind key="S-W-t">
<action name="Execute">
<command>x-terminal-emulator</command>
</action>
</keybind>
Shift+Windows+tで端末エミュレータが起動します。
lxpanelのメニューを開く
以下のコードをrc.xmlのkeybordノード内に挿入
<keybind key="C-Escape">
<action name="Execute">
<command>lxpanelctl menu</command>
</action>
</keybind>
Ctrl+Escでlxpanelのメニューが起動します。
ウィンドウの移動
以下のコードをrc.xmlのkeybordノード内に挿入
<keybind key="S-W-u">
<action name="MoveResizeTo">
<x>0</x>
<y>0</y>
</action>
</keybind>
<keybind key="S-W-i">
<action name="MoveResizeTo">
<x client="yes">1/3</x>
<y>0</y>
</action>
</keybind>
<keybind key="S-W-o">
<action name="MoveResizeTo">
<x client="yes">1/2</x>
<y>0</y>
</action>
</keybind>
<keybind key="S-W-p">
<action name="MoveResizeTo">
<x client="yes">2/3</x>
<y>0</y>
</action>
</keybind>
Shift+Windows+u、Shift+Windows+i、Shift+Windows+o、Shift+Windows+oでウィンドウの位置を変更します。
ウィンドウの大きさの変更
以下のコードをrc.xmlのkeybordノード内に挿入
<keybind key="S-W-h">
<action name="MoveResizeTo">
<width client="yes">1/3</width>
<height client="yes">19/20</height>
</action>
</keybind>
<keybind key="S-W-j">
<action name="MoveResizeTo">
<width client="yes">1/2</width>
<height client="yes">19/20</height>
</action>
</keybind>
<keybind key="S-W-k">
<action name="MoveResizeTo">
<width client="yes">2/3</width>
<height client="yes">19/20</height>
</action>
</keybind>
Shift+Windows+h、Shift+Windows+j、Shift+Windows+kでウィンドウの大きさを変更します。
最後に
今回は、openboxにショートカットキーを追加しました。
この方法以外にxbindkeysというツールを使ってショートカットを設定する方法もあります。
xbindkeysは、ウィンドウマネージャを変えても使えるので便利です。
でも、当面はopenbox以外のウィンドウマネージャを使うつもりがないので、今回の方針をとりました。
というわけで、今回はこれにて。