もうsmbclientがあればいいじゃん、と思った経緯

はじめに

こんにちは、野村です。

今回は、smbclientを使ってみて「もう、これでいいじゃん」と思った経緯の報告です。

最近まで、デスクトップ環境「Xfce4」をFreeBSDで使ってました。
でも、飽きてOSごと消したのですよ。
やっぱ、デスクトップ環境って大仰です。ウィンドウマネージャ単体で十分。

って思ってたけど、落とし穴もあるもんですな。

FreeBSDからWindowsの共有フォルダに接続したい

てなわけで、再度FreeBSD11.1をセットアップしたところ、困ったのがWindows10とのファイル共有。
Xfce4のときはファイラからWindowsファイル共有を利用できたのに、できなくなってた。

なので不本意ながら、Xfce4のファイラ「Thunar」をインストール。
そしてWin上の共有フォルダに接続!しようとしたけど繋がらない。

Linuxなら「gvfs-backends」というパッケージをインストールすればWindowsファイル共有が利用可能になるけど、FreeBSDでそれに該当するパッケージが判明せず。

ここで気がついた。ファイラに頼るのはよくないんじゃないか?
Win上のフォルダをマウントする方が絶対スマート。方針を変えよう。

まず「mount_smbfs」を試す。惜しいところまでいけどかなわず。
次に「fusefs-smbnetfs」を導入し、格闘すること数時間。これがもう、ウンともスンとも。

接続の神に見放された。神様のバカ。

smbclientがあるじゃないか!

そんなときディスプレイから一筋の光が差し込み、啓示を受けたのですよ。

「smbclientを思い出せ!」

その昔、ファイル共有サーバ「Samba」の動作テストでよくわからないまま使ったコマンドだ。

調べてみたら「ファイル転送(送受信)や,サーバー上のディレクトリおよびファイルを操作できる」とのこと。ようするにコマンドラインのftpクライアントみたいなもんだな。

切り札、smbclientをインストール。
試行錯誤の結果、このオプションで繋がりました。神に感謝。

$ smbclient -m [最高位のSMSBプロトコル] //[接続先のIPアドレス]/[接続するデレクトリ] -U [ユーザ名] 

具体的にはこんな感じ。

$ smbclient -m SMB2 //192.168.0.1/public -U jake
Enter WORKGROUP\jake's password: 
Domain=[DESKTOP-12R3456] OS=[] Server=[]
smb: \>

コマンドを実行すると、パスワードを尋ねられるので打ち込む。
するとプロンプトが出現。
あとはftp同様、以下のコマンドで基本的な操作をすればいい。

コマンド 説明
ls リモート上のファイルとデレクトリの一覧
cd リモート・デレクトリの移動
get ファイル名 リモートのファイルをローカルに転送
put ファイル名 ローカルのファイルをリモートに転送

なんだか懐かしい操作感。もうこれでいいじゃん。

最後に

以上、smbclientを使ってみて「もう、これでいいじゃん」と思った経緯の報告でした。

この際、ftpクライアントもコマンドラインにしてしまおうかな?

というわけで、今回はこれにて。

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野村 野村のプロフィール
メインPCはWindows10のVirtualBox上のFreeBSD。Linux/Unixの小ネタを求めて日々右往左往してたりする。