始めまして、富山県に在住のロッキー365です。
フライト・ジャケットのコレクターとして自負する私としては、嬉しい話題。
レディースでも人気!
最近、TVでよく眼にしますが、都会の若い女の子の間でMA‐1が終冬から春先にかけて、ちょっと羽織りたくなるファッション・アイテムとして、再び流行し出して来ているみたい…。東京や大阪などの都市部から日本の地方都市部へと流行が拡散されている様だ。 彼女達の着ているMA-1は本来の防寒用のフライト・ジャケットではなく、ブルゾンとして冬場に着る上着としてなのだが…。 何でも、パリやミラノ・コレクションの中にファッションの一部として取り入れられたのが爆発的ブームのきっかけになったとか…?
なぜ、今、流行りなの…?
流行りのファッションに敏感な都会の若い女性達は自分達の個性を表現しようと一昔前にアメリカの空軍に採用されていた防寒服をファッションの一部として取り入れ、平然として街を闊歩する。そういえば、随分と前から自分達の個性の表現方法としてミリタリー・ファッションを取りいれた格好をした女の子達が、ごく一部では あるが、存在していた事は、田舎の富山県に住んでいる私にも気付かされていた。例えば、都会にいる大学生や若い社会人の女性が、お盆休みや、正月に帰省し、 彼女達が、友達と飲みに行く時、食事に行く時、ボーリングをしに行く時、お好み焼きを食べに来た時、彼氏と一緒に初詣に来た時、ふっと私の視界に入ってくると『へえ~、ミリタリーファッション、結構流行ってるんだなあ~…』とか思わされる時が多々あった。
流行る理由は…?
彼女達は元々活発で、活動的だからそれらのアイテムを自分達の個性として取り入れるんだろうか…? 否、そうじゃない!彼女らは元々、女の娘らしく、流行りのファッションに敏感なだけである。また、現代っ娘らしく合理的なアイテムが好きなだけなのである…! 冬場は風を通さず暖かい…。
それで持って機動性がある、左上腕部にあるポケットやジッパーもお洒落のワンポイントになり得る。
みんなが着ているから、お父さんが若い時、着ていたから…等々である。
MA-1型ブルゾンの流行りは、その盲点をしっかりと掌握し、ネット社会の普及と共に、日本の地方都市へと拡散して行った。
MA-1の歴史と機能性!
元々MA-1とは朝鮮戦争~ヴェトナム戦争を経て、1980年頃までアメリカ合衆国空軍のジェット戦闘機のパイロットが飛行中にコックピット内で着る防寒着で体温を維持し、飛行機の操縦や万が一の時の為(敵機からの襲撃を受けた際や、不慮の事故の際)に自分の戦闘機から操縦席ごとパラシュートで脱出する為に、機動性、耐久性、保温性、防水性に優れた、ナイロン製の防寒着として開発されたフライト・ジャケットだった…。
縫製は裏、表の有るリバーシブルになっており、地上や、海面にパラシュートで落下した、パイロットが友軍の救出用ヘリコプターから、すぐに発見されるように裏地は目立つ、オレンジ色の生地が採用されています。
因みに航空母艦上や飛行基地などで飛行機を整備、発進させるグラウンド・クルーの裏地は表地と同色のグリーン色になっていた。
今では表地はスタンダード・タイプの他に色が紺色、シルバー、黒色、迷彩色などと、様々な色の物が製造、販売されている。
黒色のMA-1と言えば1980年代後半に若い男子学生や社会人男性の間で爆破的なブームを引き起こしていた事をご存知の方もいらっしゃるかも知れない…。欠く有る、この私も其の人達の一人であった…もう、オジサン世代かなぁ~?
まとめ
さて、MA-1の歴史や機能性については、インターネットでWikipedia等 詳しく自分で、お調べになられ、この辺りでMA-1の誕生の歴史の変遷と機能性についての説明を 終わりにしたい。 驚いたのはフライト・ジャケットの、コレクターとしては、何十年ぶりかでMA-1の再流行の時代が到来したと言うことが、非常に嬉しく思うのである。『流行は繰り返す…』とは言っても本当に驚きである…!しかも2016年以降の若き女性達のトップ・モードになるとは…?! 今年の冬、あるいは、再来年の冬には、男女を問わずこの永遠のフライト・ジャケットMA-1が実用的なファッションとして、流行り出すのを想像しただけで、私の胸は高鳴りだすので有る…!
MA-1万歳…! MA-1よ、ありがとう! MA-1よ、永遠に…!