FreeBSDとLinuxのプロキシ設定(システム全体)

はじめに

こんにちは、野村です。

前回は、VirtualBoxのホストPCであるWindows10にプロキシサーバ「Squid」を立ててみました。

【Squid】Win10にプロキシサーバを立ててみた記録
VirtualBox上のゲストPCのWebキャッシュを共有させるべく、Win10にプロキシサーバ「Squid」を立ててみました。効果あるのかな?ものは試しです。

今回は、ゲストPC側からプロキシを使うにあたってのメモです。
ユーザ個別ではなく、システム全体でプロキシを設定する方法になります。

FreeBSD11 + bash

/etc/profile に以下のコードを追記します。
(プロキシのアドレスを 192.168.3.3:12345 とした場合)

export http_proxy="http://192.168.3.3:12345"
export https_proxy="http://192.168.3.3:12345"
export ftp_proxy="http://192.168.3.3:12345"
export HTTP_PROXY="http://192.168.3.3:12345"
export HTTPS_PROXY="http://192.168.3.3:12345"
export FTP_PROXY="http://192.168.3.3:12345"
export no_proxy="127.0.0.1,localhost"
export NO_PROXY="127.0.0.1,localhost"

Linux

通常の方法

/etc/profile.d/proxy.sh を作成し、以下のコードを書き込みます。
(プロキシのアドレスを 192.168.3.3:12345 とした場合)

PROXY="192.168.3.3:12345"

export http_proxy="http://$PROXY"
export https_proxy="http://$PROXY"
export ftp_proxy="http://$PROXY"

export HTTP_PROXY="http://$PROXY"
export HTTPS_PROXY="http://$PROXY"
export FTP_PROXY="http://$PROXY"

export no_proxy="127.0.0.1,localhost"
export NO_PROXY="127.0.0.1,localhost"

別の方法

もし /etc/profile.d/proxy.sh が反映されなければ、以下の方法が確実かも。

/etc/environment に以下のコードを追記します。
(プロキシのアドレスを 192.168.3.3:12345 とした場合)

export http_proxy="http://192.168.3.3:12345"
export https_proxy="http://192.168.3.3:12345"
export ftp_proxy="ftp://192.168.3.3:12345"
export HTTP_PROXY="http://192.168.3.3:12345"
export HTTPS_PROXY="http://192.168.3.3:12345"
export FTP_PROXY="ftp://192.168.3.3:12345"
export no_proxy="127.0.0.1,localhost"
export NO_PROXY="127.0.0.1,localhost"

sudoでプロキシを使う

通常、sudoは環境変数を引き継ぎません。
引き継がせるためには、オプション「-E」を使います。

(例)

$ sudo -E apt update

終わりに

以上、FreeBSDやLinuxでプロキシを使うための設定方法のメモでした。

というわけで、今回はこれにて。

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野村 野村のプロフィール
メインPCはWindows10のVirtualBox上のFreeBSD。Linux/Unixの小ネタを求めて日々右往左往してたりする。