ArchLinux4.13のネットワークアダプタを固定IPにする

はじめに

こんにちは、野村です。

Linuxのディストリビューション「ArchLinux」を初めて試してみました。
Archって、ずっと気になっていたのだけど、Debian系やRedHat系より敷居が高い気がして手を出していなかったのですよ。

とにかく勝手がわからない。IPを固定するだけでも四苦八苦。
最終的になんとかなったので、その作業の手順を記録しておきます。

初期状態

OSは、Arch Linux 4.13.5-1-ARCH です。

ネットワークアダプタを2枚挿しています。
初期状態では両方ともDHCPになっていました。

・1枚目:enp0s3:外部ネットワーク用。DHCPのままでいい。
・2枚目:enp0s8:内部ネットワーク用。IPを固定したい。

設定ファイルを準備

管理ユーザになって設定ファイルのテンプレートをコピーしました。

# cp /etc/netctl/examples/ethernet-static /etc/netctl/interfaces/enp0s8

コピーしたファイルはこんな感じになっていました(ホントはもうちょっと長い)。

Description='A basic static ethernet connection'
Interface=eth0
Connection=ethernet
IP=static
Address=('192.168.1.23/24' '192.168.1.87/24')
#Routes=('192.168.0.0/24 via 192.168.1.2')
Gateway='192.168.1.1'
DNS=('192.168.1.1')

これを以下のように書き替えました。

Description='A basic static ethernet connection'
Interface=enp0s8
Connection=ethernet
IP=static
Address=('192.168.56.13/24')

今回の場合、内部ネットワークなのでゲートウェイやDNSの設定は不要になります。

設定を反映させる

引き続き管理ユーザで作業します。

# systemctl stop netctl-ifplugd@enp0s8
# netctl stop-all
# systemctl disable netctl-ifplugd@enp0s8.service
# systemctl enable netctl@enp0s8
# netctl enable interfaces/enp0s8

この後に再起動したらIPが変更できていました。

最後に

以上、ArchLinuxのネットワークアダプタを固定IPに設定する作業の記録です。

ところで、冒頭に「ずっと気になっていた」と書いたのだけど、その理由はWikiの存在。

Linuxのアプリの情報がすっごく充実しています。
Archを使っていなくても参考になりますよ。

というわけで、今回はこれにて。

重要な追記

その後、ArchLinuxを再インストールして、この記事を参考にIP固定化を試みたのだけど失敗しました。
別の方法でリトライした記録が以下の記事です。

ArchLinuxを再インストール、そして固定IPにもリトライ
VirtualBox上のArchLinuxをいじり倒して挙動が怪しくなりました。なので再インストール。固定IPの設定方法も一新して仕切り直します!

一応、この記事は残しておきます。

というわけで、今回はこれにて。

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野村 野村のプロフィール
メインPCはWindows10のVirtualBox上のFreeBSD。Linux/Unixの小ネタを求めて日々右往左往してたりする。