はじめに
こんにちは、野村です。
前回、VirtualBoxにFedora26をセットアップしました。
今回からは、これにWeb開発環境をセットアップします。
あくまでローカルの開発環境なので、多少乱暴な設定になります。
公開用途のサーバの場合は参考にならないかも知れません。
下準備
ドキュメントルートの作成
普段使うユーザのホームデレクトリ内にWebのドキュメントルートを作っておきます。
$ mkdir -p ~/www/html
SELinuxの無効化
SELinuxを無効にします。
管理ユーザになって「/etc/selinux/config」を編集します。
SELINUX=の部分をdisabledに書き換える。
SELINUX=disabled
そして仮想マシンを再起動。
インストール
管理ユーザになってhttpdをインストール。
そして、ウェルカムページを削除します。
# dnf -y install httpd # rm -f /etc/httpd/conf.d/welcome.conf
ファイアウォールの設定をします。
# firewall-cmd --add-service=http --permanent # firewall-cmd --reload
仮想PCの起動時にhttpdを起動するようにします。
そして仮想マシンを再起動してhttpdの起動チェック。
# systemctl enable httpd # reboot
httpdの設定
起動を確認したら管理ユーザになってhttpdの設定ファイル「/etc/httpd/conf/httpd.conf」を編集します。
変更する箇所は以下のような感じ。
User jake ←普段使うユーザに変更 Group jake ←普段使うユーザのグループに変更 ServerAdmin root@jake.jake ←管理者のアドレスを記入 ServerName www.jake.jake:80 ←サーバー名を指定 DocumentRoot "/home/jake/www/html" ←ドキュメントルートを変更 <Directory "/home/jake/www/html"> ←その下にこの5行を追記 Opthins Indexes FollowSymLinks ExecCGI AllowOverride ALL Require all granted </Directory> DirectoryIndex index.html index.cgi index.php ←インデックスファイルの設定 AddHandler cgi-script .cgi ←コメントアウトを削除
設定を反映させるには、以下のコマンドを実行します。
# systemctl restart httpd
終わりに
以上、VirtualBox上のFedora26にApache2.4をセットアップする例を紹介しました。
SELinuxを無効にしたらFedoraを使う意味がない気がするのだけど、結果オーライ。
SELinuxを有効にした状態での設定方法は、いずれ勉強するということで。
次回はこのFedora26にPHP7.1とMariaDBをインストールします。
というわけで、今回はこれにて。