debian9.1の日本語環境を整備

はじめに

こんにちは、野村です。

前回は、VirtualBox上にインストールしたdebian9.1にGUI環境をセットアップしました。

debian9.1にGUI環境をセットアップ
VirtualBox上のdebian9.1にGUI環境をセットアップする方法を紹介します。デスクトップ環境を使わず、OpenBoxを単体で使う方法となります。

今回は、日本語環境の整備です。

100%思い通りというわけにはいかなかったけど、このまま公開することにしました。
小さな不具合については、対応策が判明次第、このページを更新します。

ロケールの設定

以下のコマンドで現在のロケールを確認できます。

$ echo $LANG

「ja_JP.UTF-8」と表示されたら設定の必要はありません。

ロケールの変更

先ほど確認したロケールが「ja_JP.UTF-8」ではない場合、管理ユーザに切り替えて以下のコマンドを実行します。

# dpkg-reconfigure locales

・リスト上にチェックされている項目を探し、そのチェックを外します。
・新たに「ja_JP.UTF-8 UTF-8」という項目にチェックを入れ、確定します。

フォントのインストール

管理ユーザに切り替えて、日本語のフォントをインストールします。
フォントはお好みのものを選んで下さい。
ここでは、vlgothicのみをインストールします。

# apt install fonts-vlgothic

日本語入力

管理ユーザに切り替えて日本語入力をインストールします。
今回は、fcitx-mozcのセットアップが思うようにいかなかったので uim-mozc にします。

# apt install uim-mozc uim-gtk2.0 uim-xim zenity

前回作成した「.xinitrc」を以下の内容に書き換えます。

export GTK_IM_MODULE=xim
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=uim
uim-xim &
uim-toolbar-gtk &
setxkbmap -model jp106 -layout jp &
lxpanel &
exec openbox-session

コマンド「startx」でGUI画面を起動すると、日本語入力が有効になります。
入力モードの切り替えは「半角/全角」キーでOKです。

ちょっとした問題が発生

xterm上で、インライン変換候補の文字列が文字化けした。
候補が確定すれば文字化けは治るので、文字入力自体は問題ない。
mltermでは問題なく表示する。
普段はmltermを使うつもりなので、このままにしておくことにした。

↓インライン部分が文字化けしている例

追記:この問題が解決しました

以下のページで対処法を紹介しました。

uim+xtermで変換中の文字列が文字化けしたときの対処法
uim+xtermでの変換中の文字列の文字化けの対処法です。方法は2つあります。ximFontリソースを設定する方法とuimの設定ファイルでフォントを指定する方法。お好みでどうぞ。

まとめ

今回は、debian9.1の日本語環境の整備をしてみました。

次回は、このブログを更新するにあたって必要な設定について書いてみます。

debian9.1でブログ執筆環境を整える
VirtualBox上のdebian9.1でブログを執筆できる環境を整えました。具体的には、Webブラウザ、ファイラ、画像処理系コマンド、zip解凍コマンドの導入です。

というわけで、今回はこれにて。

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野村 野村のプロフィール
メインPCはWindows10のVirtualBox上のFreeBSD。Linux/Unixの小ネタを求めて日々右往左往してたりする。