はじめに
こんにちは、野村です。
前回は、ArchLinuxをインストールしてIPを固定してみました。
今回はGUIを整備した際のメモです。
前回、xorgを導入した際にTWMというウィンドウマネージャも一緒にインストールしました。
TWMって、xorgの起動テストに使った後は用済みになってしまうことが多いのだけど、なんならもう、このまま使い続けようと思ったのですよ。
理由は、軽いから。それだけ。
必要なパッケージのインストール
IMEはuim-anthyを使うことにしました。
最初、fcitxを入れたのだけど、webブラウザ上のテキストエリアで日本語を打とうとすると挙動不審になるのです。なんでだろ?
各種アプリケーションの起動にはdmenuを使います。
$ sudo pacman -S uim anthy dmenu otf-ipafont
フォントはお好みで。
ロケールの変更
/etc/locale.conf を以下のようにします。
LANG=ja_JP.UTF-8
そしていったんログアウトしてログイン。
~/.xinitrc
~/.xinitrc は、こうなりました。
export GTK_IM_MODULE=xim
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=uim
setxkbmap -model jp106 -layout jp
xrandr --output VGA-1 --mode 1920x1080
uim-xim &
uim-toolbar-gtk &
exec twm
一連のexportは、最初 ~/.xprofile に書いていたのだけど、なぜか反映されなかった。
ともかくこれでコマンド「startx」を実行すればGUIが起動します。
~/.twmrc
twmの設定ファイルです。
デフォルトのものをユーザデレクトリにコピーします(ArchLinuxの場合)。
$ cp /usr/share/X11/twm/system.twmrc ~/.twmrc
そして、以下のコードをファイル末尾に追記。
最初、ファイルの冒頭に追記したら、フォント設定に影響がでたのか、タイトルバーなどの幅が無駄に広くなった。なんでだろ?
UsePPosition "on"
RandomPlacement "on"
Function "next-window" { f.raise f.forwiconmgr f.lower }
"Tab" = m : w|t|i|f : f.function "next-window"
"Tab" = m : root : f.downiconmgr
"f" = s|m4 : w|t|i|f : f.fullzoom
"c" = s|m4 : w|t|i|f : f.delete
"z" = s|m4 : all : f.twmrc
"h" = m4 : w|t|i|f : f.lower
"d" = s|m4 : all : f.exec "dmenu_run"
"t" = s|m4 : all : f.exec "xterm &"
- 1〜2行目:ウィンドウ起動時の配置ルールの設定
- 3〜5行目:Ctrl+Tab:アクティブなウィンドウを切り替える
- 6行目:Shit+Mod4+f:ウィンドウの最大化のトグル
- 7行目:Shit+Mod4+c:ウィンドウを閉じる
- 8行目:Shit+Mod4+z:twmの設定ファイルを再読み込み
- 9行目:Meta4+h:ウィンドウを奥に引っ込める
- 10行目:Shit+Mod4+d:dmenuを起動
- 11行目:Shit+Mod4+t:xtermを起動
「Mod4」というのは、いわゆるWindowsキーのことです。
終わりに
以上、ArchLinuxのGUI環境を整備した際のメモでした。
ウィンドウマネージャは軽さが正義。
というわけで、今回はこれにて。