はじめに
こんにちは、野村です。
今回は、自動マウントが無効になっている環境で外部ドライブをマウントする方法を紹介します。
GUI環境では、わりと外部ドライブを自動でマウントしてくれたりするもんです。
でもCUI環境などでは、コマンドでマウントしなきゃならない。
面倒ですね。でもしょうがない。
マウントしたいドライブのデバイス名を調べる
ドライブをマウントする前に必ず調べなきゃいけないことがあるのですよ。
それは、デバイス名。マウントしたいドライブのデバイス名です。
lsblkというコマンドを使います。
実行例(フラッシュメモリを刺した状態)
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 16G 0 disk
├─sda1 8:1 0 15G 0 part /
├─sda2 8:2 0 1K 0 part
└─sda5 8:5 0 1022M 0 part [SWAP]
sdb 8:16 1 3.8G 0 disk
└─sdb1 8:17 1 3.8G 0 part
sr0 11:0 1 55.2M 0 rom /media/cdrom0
これを見れば、フラッシュメモリが /dev/sdb1 であることがわかります。
マウントする。
あらかじめマウント先のデレクトリを作っておくと便利です。
僕の場合、~/mnt というデレクトリを使っています。
マウントするには管理者権限が必要です。
# mount -w -o uid=[ユーザー名],iocharset=utf8 [マウント元] [マウント先]
説明 | |
---|---|
w | 読み書きを可能にする |
-o | オプションを付与する |
uid=[ユーザー名] | ユーザーを指定する |
iocharset=utf8 | ファイル名をUTF-8にする |
具体的には、こんなコマンドになります。
$ sudo mount -w -o uid=jake,iocharset=utf8 /dev/sdb1 ~/mnt
使い終わったら必ずアンマウントしましょう。
$ sudo umount ~/mnt
シェルスクリプトにまとめる
コマンドを入力するのが面倒であれば、シェルスクリプトにまとめてしまえば楽です。
以下のコードを「mnt」というファイル名でパスの通ったデレクトリに保存して実行権限を付与します。
#!/bin/sh
lsblk
echo -n "device? : "
read dvc
sudo mount -w -o uid=zen,iocharset=utf8 /dev/$dvc ~/mnt
新たに作ったコマンド「mnt」を実行します。
lsblkの結果を表示され、マウントするデバイス名を尋ねられます。
今回の場合は「sdb1」と入力してエンターキーを押します。
次にユーザのパスワードを尋ねられるので入力してエンターキーを押します。
するとドライブがマウントされます。
終わりに
以上、自動マウントが無効になっている環境で外部ドライブをマウントする方法を紹介しました。
しかし、mountコマンドの使い方って覚えにくいな。
楽してるからか。
というわけで、今回はこれにて。