debian9のコンソール画面を高解像度にして充実CUIライフ

はじめに

こんにちは、野村です。

今回は、CUI環境の整備です。
グラフィックのないPC画面にはロマンを感じますよね。僕だけ?

コンソール画面の解像度を上げる

以下、コンソール画面の解像度を上げるための設定です。

管理ユーザになって作業します。
そしてgrubの設定を変更します。くれぐれも自己責任で。慎重に行ってください。

まず、設定ファイル「/etc/default/grub」の以下の行を編集します。

■変更前

GRUB_CMDLINE_LINUX=""

■変更後

GRUB_CMDLINE_LINUX="video=1920x1080"

画面いっぱいに使いたいので1920×1080にしてみました。

次に以下のコマンドで設定を反映させます。

# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

再起動すると、設定したとおりの解像度になっています。

コンソールでの日本語環境

コンソールで日本語を表示できるようにするためには、fbtermを使います。
また、コンソールで日本語を入力するためには、uim-fepがおすすめです。

導入するには管理ユーザになって以下のコマンドを実行ししてください。

# apt install fbterm uim-fep uim-mozc fonts-umeplus
# gpasswd -a ユーザ名 video
# chmod u+s /usr/bin/fbterm

・必要なパッケージのインストール(フォントはお好みで)
・fbtermを利用するユーザをvideoグループに追加する
・fbtermのパーミッションを変更

次に一般ユーザに戻り、広くなったコンソール画面で以下のコマンドを実行します。

$ fbterm -- uim-fep

fbtermとuim-fepの起動を確認したら、ショートカット「Ctrl+d」でfbtermを閉じます。
いちどfbtermを起動すると、設定ファイル「~/.fbtermrc」が生成されます。
そのファイルを編集しましょう。

現在の僕の設定はこうなっています。

font-names=DejaVu Sans Mono,UmePlus Gothic
font-size=16
font-width=-1
#font-height=
color-foreground=7
color-background=0
history-lines=1000
text-encodings=
cursor-shape=1
cursor-interval=500
word-chars=._-
screen-rotate=0
input-method=uim-fep
ambiguous-wide=yes

「ambiguous-wide=yes」の行のコメントアウトを外すことを忘れないでください。

なお、uim-mozcの設定は、GUIで行うほうが簡単です。
日本語⇔直接入力の切り替えは、ショートカット「Ctrl+バックスラッシュ」あたりにすると、CUI画面でも使いやすくなると思います。

最後に

以上、コンソール画面の解像度調整と日本語環境導入の方法を紹介しました。

今時CUI環境で何をするのかというと、プログラミングやwebサイトの更新あたり。
テキストベースのwebサイトであれば、CUIで十分だったりします。
「pukiwiki」というCMSなら、CUI環境からでも記事の投稿や編集が簡単ですよ。

というわけで今回はこれにて。

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野村 野村のプロフィール
メインPCはWindows10のVirtualBox上のFreeBSD。Linux/Unixの小ネタを求めて日々右往左往してたりする。